ご案内
インプラントは、どのタイプも手術後三か月から四か月の間、骨と結合するまでの時間が必要となってきますが、この間は仮の義歯を入れておくことも可能で、柔らかいものであればおいしくいただけます。
また、かみ合わせも仮の義歯で、ある程度調整することができます。
インプラントは今日の歯科において、日ごとに患者さんが理解を深め、実際に手術をされた方からも喜びの声を数多く聞いています。
こうした夢のような義歯が可能になったのも、前記に述べたさまざまな難問をクリアする、すばらしい特性を持ったインプラントが誕生したからです。
このインプラントの誕生の陰には、歯科医学会あげての永年の研究と、それに携わる先生方の前向きな試みがあったからです。
この日が来るのを待ちわびていた歯科医は、わたしも含めて、きっと大勢いらっしゃったはずです。
歯科医にとっても患者さんが喜ばれるようすを見て、わるい気のする人なんて一人もいないはずなのですから。
従来の入れ歯とインプラントでは、具体的にどこが、どのように違い、どのような利点と成果を得られるのでしょうか。
ここでは、「インプラントは実際に入れ歯よりかめるのかどうか」について、考えてみることにしましょう。
まずは、その利点と成果のいくつかからあげてみることにします。
硬いものべタベタしたものなんでもかめる@インプラントは従来の入れ歯と違い、よほどの破壊的な力を与えない限り、動いたり、ずれたりすることはありません。
また、従来の入れ歯は、歯肉に痛みを覚える場合があり、強くかむことができない場合が多くありましたが、インプラントならそんなこともありません。
骨に歯根を植え込んだ完成された歯だから強くて自然ですばらしい。
餅のようなベタベタしたものから、かりんとうのような硬いものまで、なんでもおいしく食べられ、食べ物に苦手意識は、当然なくなります。
しゃべるときも、決してパカパカするようなことはありません。
床のついた入れ歯の場合、入れ歯の裏側に、もしもゴマ粒のような小さなものが入ってしまったら最後、痛くて、痛くて、とてもかむことはできません。
歯ブラシでこれらの部分を磨くときも、いちいち取りはずさなければなりません。
もちろん、インプラントなら、こんな苦労もしないですみます。
他の歯になんの負担もかかりません。
従来の入れ歯では、小さな入れ歯の場合、はずれたり、飲み込むことがないように、入れ歯の両隣の歯に、クラプスをつけ、入れ歯を支えるようにしていました。
しかし、こうすることによって、クラスプのかかった二本の歯は、絶えず負担がかかり、支えになっている歯まで、歯槽膿漏や虫歯になってしまいます。
そこから、取り返しのつかない悪循環が始まります。
インプラントならそんな心配もいりません。
従来の入れ歯では起こりがちだった口の中の違和感や発音障害などが、インプラントでは解消されます。
従来の入れ歯と比較してみれば、インプラントがどれだけすばらしいか、細かくあげれば、キリがないほどです。
インプラントを日本語に訳せば、「植え込み」という意味になります。
その名のとおり、この治療法はアゴの骨の中に歯根を植え込むのですから、完成されたその歯は、いうまでもなく強固です。
他の歯に負担や悪影響を与えることもなく、インプラントされた歯一本でりっぱに機能を果たすことができるのです。
とにかくインプラントによって改善される面はあまりにも多く、きっと満足のいく結果が得られるはずです。
インプラントについてお話させてもらう前に、この前ではY先生の一説から紹介しましたが、ほんとうにインプラントが万全かどうか、これから手術を受けようとする人には最も気になるところです。
インプラントの手術は一本十五分から二十分程度の簡単な手術ですみ、新しい歯も一か月でできてきます。
人工歯根を埋めて三か月もすれば、自分の歯に近いくらいに、なんでもよくかめ、おいしく食べることができます。
こうしたいいことづくめのインプラントにも問題があります。
それを示すのが、インプラントの歯が早ばやとダメになり、「高い治療費を払ったのにどうしてくれるんだ」という苦情です。
それでは、いったん固定してしまった人工歯根が、なぜガタついてくるのでしょう。
いったんインプラントをすれば、それが一生もつかといわれると、だれも保証はできません。
自前の歯ですら維持できなかった人に、人工の歯なら維持できるという道理はあてはまりません。
毎日の正しいブラッシングはもちろんのこと、全身の健康にも注意しなければ、抵抗力が落ちたときに、インプラントはとても危険な状態になります。
十年以上ももつ人がいる半面、二年もたたないうちにグラグラになって、人工歯根をはずさなければならなくなった人も少なくありません。
実際に、インプラントの寿命は、予測できないのが現状なのですから。
その原因としては、人工歯根の周囲に侵入するばい菌とかみ合わせの圧力の二点があげられます。
細菌感染は、人工歯根が口の中の空間に突き出している歯茎の表面から発生します。
インプラントは健康な人の歯とは違い、歯茎を覆っている上皮と、人工歯根とがくっついておらず、歯根と歯肉の間が離れて溝になっているのです。
いうまでもなく、口の中には多種の細菌がウョウョしています。
このわずかな隙間から細菌が侵入して、人工歯根の周りの歯槽骨を溶かしたり、炎症を起こしたりして、インプラントをダメにしやすいのです。
歯槽膿漏の症状に、とてもよく似ています。
いったん、かみ合わせの圧力で歯が動揺し始めると、細菌の侵入が活発になり、炎症が起こり、骨が溶け、歯根と歯肉、骨の間の溝は、どんどん大きくなっていきます。
また、かみ合わせの圧力もばかにはできません。
歯にかかる圧力は、普通体重ほどあるのです。
また、場合によっては、それ以上の圧力を知らず知らずのうちにかけてしまっていることもあるのです。
自分の歯であれば、神経の調整機能が働き、ある程度は自然に調整されますが、人工歯根には神経がありませんので、強い力が加わっても自分で感じることができません。
それでも、五年以上正しく機能し、正常にもっているインプラントは七十五パーセントもあるといいます。
このほかに、かなりの年月がたってから、具合がわるくなったとすれば、それは先にも話したように、ブラッシングをなまけていたか、糖尿病や腎臓病などの病気に侵され、抵抗力が少なくなったからだと考えられます。
また、長い期間のうちに、かみ合わせのバランスが狂い、人工歯根に過重な負担がかかってしまうようになったとも考えられます。
一九八一年以来、エイズに関する数多くの研究報告において、口腔カンジダ症が、エイズ疾患の重要な症状とされてきました。
また、その他の症状についても数多い報告がなされています。
エイズ患者の口腔カンジダ症は、食道カンジダ症のマーカーになり得るとされていますが、この食道カンジダ症は、エイズの日和見感染の一種で、エイズの定義のなかにもあげられているものです。
したがって、一見健康そうにみえる人も、口の中を見てもらった際、口腔カンジダ症が発見されたなら、エイズの初期症状であり得ることを知っておかなければなりませまた、口腔カンジダ症の臨床症状は、さまざまで、異なる原因や補因子によってずいぶん違った臨床症状をみることができます。
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